「は?
リョーヘイって…誰だよ。
俺の告白断ったのって…、そいつがいたからかよ」


キリヤは苦笑いで言葉を吐き捨てた。


「意味わからないよ、キリヤが私に告白…?」


「言っただろ。保健室で。
ふざけてんのか??俺、真剣だったんだけど」


「ち、ちがっ…」


「カナ。久世くんに告られてたのー?言ってよ、もー」


わからない。


どうしてみんな覚えてないの?

しかも、リョーヘイはキリヤがあたしに告白したことにしてる。


やだ、やだよ。