*ちぇりーダーリン*

キリヤは
真剣な表情で言った。


「…あ…キリ…」


あたし…。


先生に言って宿題に
してもらおう…。


ガタッ…


立とうとしたら
手を掴まれた。


「逃げるなよ。
俺から。
何もしねぇし。
これ、やらなきゃだろ??」


「別に…逃げるなんて…」


「いいから。座れ。
教科書開いて。
シャーペン持て。」


キリヤは手を引っ張り
あたしを座らせた。


「はい…。」