しばらくして、
目がさめると……。

人魚のひれが、
白くてきれいな足に変わっていました。

そしてそばには、
あの王子様がいました。

「大丈夫ですか?」

「大丈夫です……。

ここは、どこですか?」

「ここへは、
初めてきたのかい?」

人魚姫はコクリと
頷きました。