シュガーメロディ~冷たいキミへ~


「何食べるー?」


メニューを開きながら、ひとりが楽しそうに言った。


その言葉に、皆がテーブルの中心に置いたメニューに視線を向ける。



ワッフルが評判の店なだけあって、その種類は多かった。


フルーツや生クリームが乗ったもの、チョコレートがかかったもの、あずきが乗った和風のトッピングのもの。


などなど、美味しそうなワッフルの写真がずらりとメニューに並んでいる。


選ぶのに相当悩んだけど、なんとか全員が注文を決めた。

ご飯ものも思ったより種類があって、これまた相当迷った末、それぞれ好きな物を頼む。




注文してから少し待つと、美味しそうな料理が運ばれてきた。


「わあ、このグラタン美味しい!」


「オムライスも美味しいよ」



「美味しいー!!」と同じテーブルにいた女子が興奮したように言って、スプーンを口に運んでは幸せそうな顔をする。