「え、えええ!?なに、なんでいきなりそんなことになってんの!?もしかして航、自分の気持ちに気付……」
相変わらず驚いた表情のまま、そう早口に捲し立て、しかし途中でハッとしたように不自然に口を噤(つぐ)んだ友哉。
『また余計なこと言うとこだった』なんてひとり言のように呟いていたけど、ばっちり聞こえてるし。
「なんだよ?」
「いや……、なんでもないなんでもない。そ、それよりさ、それなら早くリオりんとちゃんと話した方がいいんじゃねぇの」
「あー、うん」
だから、できるならさっき会う約束をしようと思ったのに。
……そんなことを思いながら友哉の言葉に頷いた瞬間だった。
「本当、謝るならさっさと謝って!……もしも梨音がこのままピアノを弾けなくなったら、どう責任とるつもり!?」
「っ!?」


