あたしのバカ。
本当にバカ。
どうしてあんなふうに言っちゃったの?
どうして泣いちゃうの。
どうして、逃げてきちゃったの。
「……救いようないよ、こんな大バカ野郎……」
涙声で零れたそんな言葉は、自分で聴いても情けなくなるような痛々しい響きに満ちていた。
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翌日。
憂鬱な気分のまま朝を迎えたあたしだったけど、どうにか周りには気付かれないように無理やり明るく振る舞っていた。
それに初めこそ無理やりだったものの、初めての高校の文化祭という華やかな雰囲気に気分も自然と明るくなれた。
梨音とじゃれるのは楽しいし、キラキラとした楽し気な雰囲気は好きだなぁって思った。
……だけど。


