「……なんで、って。ここまで言ってわかんないの?」 「え、えーっと、わかんない、って何が?」 恥ずかしさを誤魔化すように笑ってみるけど、うまく唇が上がってくれない。 余裕があるように装うのに必死で、だけど心臓は自分でも信じられないくらい早く脈打ってる。 だってだって。 ちょっと待ってよ。 あたしのことは知ってて。 あたしと同じ委員会になれて嬉しくて。 文化祭、一緒にまわりたい、って。 そんなの。 そんなのまるで、今野くんがあたしのこと────。 「すきだよ」