「ありえねぇ。」
「??」
美愛のせいじゃねえが、この状況でそれを聞くか。
呟いた俺の体は自然と動いていた。
不思議そうな顔をする美愛に近付き、その体を押し倒し……
唇を重ねる。
「美愛……」
名前を呼べば、美愛はゆっくりと目を瞑る。
美愛を堪能しながら、頭の中は欲に染まっていく。
押し倒された美愛の体。
押し倒している俺。
掴んだ柔らかくて肌触りのいい腕。
唇から伝わる熱。
「っ!!」
俺の汚い欲でクラクラする頭を、無理矢理理性で押しとどめる。
同時に、自分の男としての情けない部分を知った。
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