ゆっくりと開いていく扉を視界に入れながら、俺はもう一度口を開いた。
「……気をつけろよ。」
「おう。」
俺の珍しい言葉に驚きながらも、海斗は部屋を出て行った。
「おーーーっ!」
テレビの映像にキャッキャとはしゃぐ未來を見ながら、目を閉じる。
だせぇな俺。
海斗にあんなこと言っときながら、余裕なんて微塵もありゃしねぇ。
胸の中に溜まる、嫉妬という黒い感情。
仲間にまで、こんな感情を持っちまう。
「今日は、まずいな。」
この3日間を思い出す。
俺だって男だ。
好きな女が隣で寝てたら、当然そういう気持ちになるわけで。

