総長からの「愛してる」Ⅱ




肩をすくめた海斗は、美愛をもう一度だけ見ると、ドアへと向かった。




「大丈夫だって。廉に勝とうなんて思わねえし、このチームを壊すようなことはしねえ。」



「……想うのはかまわねぇが、絶対にやらねぇよ。」



「美愛が俺を見たとしても?」



「他の男に目移りする時間は与えねぇ。
そんな暇があったら俺の愛情を心に刻みつけてる。


安心しろ。ありえねえ。」




不敵に笑えば、海斗は苦笑を返してくる。



悪いな海斗。


美愛だけは誰にも譲れねぇ。




「相変わらずな俺様だな。
まあ、期待なんてしてねぇから、俺のことは気にすんな。」



そう言って海斗はドアノブを引いた。