それだけ言い残した海斗。 そのままフッ、と笑うと今度は廉也に近付いた。 「廉、起きろ。美愛が今起きたぞ。」 海斗が廉を起こしにかかる。 その表情に、瞳に……もう苦しさなんて残っていなくて。 私の心は安心した。 「美愛。廉起きねえからお前も寝てろ。」 『さっき起きたんだけど』 「お前も3日寝てないんだろ? 寝ないんだったら睡眠薬飲ませんぞ。」 『薬は嫌。苦い』 「ガキかよ。」 ………あ、そうだ。 『聞いたんだよね?』 「美愛の過去のことか?そのことなら廉をせめないでくれ。」