海斗。 それだけで十分なんだよ。 変わろうとして、一歩踏み出すだけで良かったんだよ。 私は何かをアドバイスできるほど、良い人間じゃないけど。 嫌いな私に話してくれた。 認めたくないけど、認めようとしてくれた。 それ以上に何が必要なの? 『海斗って実は不器用?』 「はあ?!」 私が尋ねると、海斗は慌てて立ち上がった。 『その上純情?乙女チック?』 「なんでだよっ!!」 だって、海斗の求めてるものなんて、とっくに見えてるじゃない。 海斗って鈍感でもあったの?