ーーーーバンッ 俺の思考を止めるように、突然目の前の扉が開いた。 この屋敷の入り口である、その扉からは現れたのは昴だ。 「……廉、勘違いしてる。」 俺の命令で美愛を探し回ったせいか、普段のクールとは反対の汗だくの昴。 慌てて来た様子が一目でわかる。 昴は再び口を開いた。 「九識敦はあの日、美愛に最後までしてない!」 その一言が、止めた俺の思考を吹き飛ばした。 衝撃のセリフに、しばらくの間俺の頭の中は真っ白になった。 当然ながら、天瀬家の2人は何が何だかわからない状況だ。