ぐるりと部屋を見渡して、最後にぐっすりと寝ている未來へと近づく。 柔らかいその頬を撫で、そっと抱き上げる。 廉也に預けるってことは、未來は血の繋がる人がいる中で育つということ。 廉也に迷惑をかけるのは百も承知だけど、優しい廉也ならきっとわかってくれると信じるしかない。 「未來、どうか幸せになって。」 あなたが幸せに育つことだけが、私のこれからの生きる糧になる。 テレビの前のガラステーブルに近づき、そっと紙を置いてペンを握る。 何を書くか少しだけ考えて、たった三行の文を残した。