「…………消えろ……仇の息子。」 俺は歪んでしまったから。 旭を仲間と思ったことは一度だってない。 そのはずなのに、大切だと思ってしまっている。 ごめん。 弱くて、ごめん。 息を吸い込み、一気に前に出る。 意表をつかれ隙が丸出しになった旭の鳩尾に、ためらいなく俺の最大の拳を繰り出し、襟を掴んでひっくり返す。 素早く離れ、一瞬呼吸が止まった旭の体に容赦なく技をかける。 「眠れ…………龍嵐5代目副総長。」 俺の攻撃に旭は目を見開くと、口元に悲しそうな笑みを浮かべて意識を飛ばした。