「ひっ……や、め……!!ぎゃああああ」 殺意が止められない。 憎しみが消えない。 怒りの終わりがない。 自分自身ですら、今まで感じたことのないほどの怒りが俺の体を支配した。 美愛を傷物にした? ふざけるな。 俺以外の男……ましてや、お前なんかが美愛に触れていいわけねぇだろ。 「が……ぁあ……!」 「…………。」 無言でひたすら殴り続ける俺。 もしかしたら、殺してしまうのかもしれねぇ。 既に血だらけで動かない九識敦。 それでも、こいつの存在だけで俺の怒りの火に油を注いでいる。