「……んで…………」
なんで、こいつばかりつらい目にあう?
特別な環境で生まれたわけでもない美愛は、ただ幸せを願うだけだというのに、なぜだ。
「……誰も幸せにならねぇよ。」
「廉也?」
「美愛がいないと、誰も笑えねぇ。
それだけ、お前の存在は必要とされてるんだ。」
不幸になんてさせてたまるか。
俺が……俺たちが幸せにする。
「目閉じて待ってろ。
次にお前が開けるときは、あいつを倒したときだ。」
美愛の体を抱きしめ、少しでも安心させてやる。
美愛、忘れるな。
俺がお前を心から愛していることを。
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