俺は当たり前だが体目当てで美愛を好きになったわけではない。 とはいえ、この美愛を本気で愛している俺にとって、この光景はかなりの痛みだった。 痛ぇ。 心が引き裂かれそうだ。 ……それでも俺には、美愛しかいない。 美愛しか愛せない。 泣き叫びたい想いを無理矢理奮い立たせる。 「美愛っ!!」 周りをろくに確認せず、美愛に近寄った。 殺風景な部屋で余計に目立つキングサイズのベッド。 「美愛…美愛!!」 抱きしめながら、必死に呼びかける。 目を閉じ、まるで死んだように動かない美愛。