完全に勝利だと思った。 ……ーーそれが、僕に隙を生んだ。 「旭さん!!」 「どうかしましたか?」 戦場から走ってきたのは、かなり混乱している様子の仲間。 かなり慌てて走ってきたようで、僕のことを見て少し安堵したようだ。 「海斗さんがっ……、やられました!!」 「?!なんでですか!」 いくら負傷しているとはいえ、幹部の中でも廉の次に強い海斗が、そうあっさり負けるはず…… 「昴さんです! 昴さんと、あっちの幹部が現れました!!」 その言葉に実感する。 昴が本当に、もう敵であることを。