総長からの「愛してる」Ⅱ




脅してるんだ。



こいつは、私が欲しいがために、私の最大の弱みを握ったんだ。




ーーー許さない。


未來だけは、たとえ命に代えても幸せにしてみせる。



そうでなければ、私が何よりも憎んだこいつへの復讐を諦めた意味がなくなる。




私が殺人鬼になったら、未來が幸せになれない。



………実際に、知っているから。


親が犯罪者であることの不幸を、私は、誰よりも知っている。




「ついでに言えば、もう一度天瀬來叶のようにしてやることもできるんだ。」



目の前の男は、冷徹で挑戦的な笑みを浮かべた。



「……お前が今愛している、全てのものが、人質だ。」



「…っ!!」