グッ
気付いたら、首に九識敦の手が当てられていた。
「前の時もそう言って、死ねなかったじゃん。
ていうか、この状況で死ぬ手段なんかない。
それとも、俺に殺してほしい?」
ーーーなんて、ひどい奴。
私が死ねないことも、そもそも何も出来ないことも全部わかってるんだ。
グググッと徐々に首を絞められる。
呼吸が徐々に苦しくなる。
「先に言っとくと、お前が死んだら、お前の守りたいものも消すけど、かまわないんだよな?」
その言葉で思い浮かぶのは、未來のこと。
「なっ…、なにを……」
「知ってんだよ。
アイに子どもがいることも、それがあいつの子どもなのも。」

