総長からの「愛してる」Ⅱ




九識敦は、笑みを浮かべた。



悪魔のような、究極に意地の悪い、人の不幸を喜ぶ笑み。





「さて、アイの中の混乱も解いたところで。

お楽しみといきますか。」



「え?」




ビリッ




弾け飛ぶボタンが視界に入った。



服を着ているはずなのに、上半身に空気の流れを感じた。





「な、なにして……」



「いつものことじゃねーか。」




フラッシュバックするのは、初めての日の光景。



思い出すのは、我慢しなければいけない恐怖と、大好きな愛おしい人への罪悪感。




抑えられた手足と体。


ついでに身体中の痛みが、私を動けなくする。