総長からの「愛してる」Ⅱ




「俺も馬鹿じゃないからさぁ。

アイはまた暴走族にいるし、ちゃんと今回は必勝法を考えたわけなんだよね。」




九識敦がニヤリと君の悪い笑みを浮かべる。



それと同時に、ドアが再び開く。




そこから現れたのは、私が落ちる瞬間に見た知らない男と……昴。




「まあ、ようするに裏切ってもらった。

お前が信じていた桜瀬昴は、俺たちのスパイだったわけ。」



あまりの衝撃に言葉が出なかった。



昴が、裏切った………?




「そうそう、その顔。


お前のその怯えと恐怖、悲しみが混ざった表情が俺は好きなんだよね。」




訳のわからないまま、九識敦の手で顎を持ち上げられる。