総長からの「愛してる」Ⅱ




九識敦が卑怯な奴だということはわかっていることだ。


だとしたら、もしもの可能性を考えなくちゃいけねぇ。



仮にその致命的な隙に入られたら、きっと俺たちはすぐに奴の思い通りになる。




『……死ぬなよ

……ーーー幸せになれ』




幸せにすると、約束した。


美愛を幸せにしたいと思った。




もうそれは、俺にしかできないという確信があるから、俺は守ってみせる。




最近になってみせる、美愛の心からの優しい笑顔が頭に浮かぶ。



二度と、その笑顔を涙に変えちゃいけねぇ。




多くの仲間に愛されたお前が、これから一生を供にするのは俺だと思うから。