《side 美愛》 「(むすっ)」 「…………。」 「なに?喧嘩したの?それにしては体制がおかしいけど?」 まだ日が照る中、パラソルの下で私は廉也に抱きしめられていた。 姿勢は恥ずかしいけど、周りは龍嵐ばかりだし、いつものことだと思うと別にいい。 でも、さっきの廉也の行動に、私はちょっぴり怒っている。 「なにも、気絶させなくてもいいじゃん。」 「だから気失うなっつたじゃねぇか。」 「忠告だけで気絶せずに済むわけないよ!」 さっきから、この会話の繰り返しだったりする。