神経を尖らせる。
鳥遊悠希が突っ込んできたのが視界に入り、相手の回し蹴りを避ければ、今度はその足を軸に反対の足も回してきた。
その時、なぜか直感的に感じた。
普通に避けようとして、ダメだ。
俺だけじゃなく、多くの奴は基本、回し蹴りを後ろに下がることで避ける。
だが、その直感で勝手に体が動き、避けるのではなく、わざと足で受け止めた。
そのとき、鳥遊悠希は変わった動きをした。
回すのを途中でやめ、突くような動きに変わる。
受け止める準備をしていた俺は、それを上手く受け止めたが、
避けようとしていたら、鳩尾に入っていた。
こんな蹴りの動き、普通じゃできねぇぞ。

