鳥遊悠希は、さらに4つの炎の羽を投げてきた。




リング、ブレスレット、チェーン……



そして、片方だけのピアス。




「それは、俺ら7代目全員の誇りだ。」




そう言った鳥遊悠希は、大きく息を吸い込み、大声で叫んだ。





「鳥遊悠希は、鳳凰としての誇りをかけ、今この場で、龍嵐総長 十六夜廉也に一対一の決闘を申し込むっ!!!」





誇りをかけた、決闘。



その言葉に鳥肌がたった。




美愛をもう一度見れば、覚悟の決まった目をしている。



きっと、美愛の誇りも俺が預かった、この中にあるんだろうな。




こいつらは、ここで、自分たちの鳳凰を終わらせるつもりだ。