総長からの「愛してる」Ⅱ




「美愛………決闘布告すれば、この事態に収集がつくかもしれない。」



その言葉に、ハッとする。




鳳凰には、総長含め、幹部自らが相手と一対一の決闘を臨み、宣戦布告するものがある。



自身の鳳凰としての証……つまり、幹部が各々身につけている炎の羽を相手に渡すことで、その意思表示となる。




それに負ければ、もちろん、その座から降りなければいけない。



鳳凰としての誇りを賭けた、決闘だ。




「俺たち7代目は、吉良が永久欠代にしちまったけど……、これで蹴りをつけたい。」




悠は倒れこんだ吉良に近付くと、その腕から吉良の誇りである、炎の羽の腕輪を抜き取った。