総長からの「愛してる」Ⅱ




「翔太っ!!」




吉良の熱のことを伝えようといつも頼りになる翔太を見るが、翔太の方も心ここに在らずという感じだ。




中央では、今も鳳凰と龍嵐が戦っている。



海斗も大怪我を負ったまま隅に寝かされ、両者とも怪我人が多い。



いますぐ止めなければ。



そう思うものの、止める手立てがない自分に怒りが増す。




何か……たったひとつの突破口が欲しい。




「美愛……、一つ手がある。」



そんな私に、思わぬところから声がかかった。




「悠………。」



「こんな風に使うつもりはなかった。

ただ、美愛が望むなら……もう、これしかない。」