1年前を遡っても、こんなに弱弱しく絶望したみんなの姿は浮かんでこない。
7代目みんなの思い、私の思い、そして8代目の思い。
全てが絡み、解け………今、壊れていく。
過去に培われてきた絆も、栄光も……
今、この場にはない。
「美愛……、俺さ…、ずっと美愛のこと……」
「吉良?!」
瞼を閉じ、息が荒い吉良。
吉良がこんな風になるなんて、変だよ。
慌てて吉良の額に手を伸ばせば、じわぁっと手のひらに熱が伝わった。
「吉良っ!!」
なんで気付けなかったんだろう?
吉良は、こんな熱の中戦ってたんだ。
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