総長からの「愛してる」Ⅱ




1年前を遡っても、こんなに弱弱しく絶望したみんなの姿は浮かんでこない。




7代目みんなの思い、私の思い、そして8代目の思い。



全てが絡み、解け………今、壊れていく。



過去に培われてきた絆も、栄光も……



今、この場にはない。




「美愛……、俺さ…、ずっと美愛のこと……」



「吉良?!」




瞼を閉じ、息が荒い吉良。



吉良がこんな風になるなんて、変だよ。




慌てて吉良の額に手を伸ばせば、じわぁっと手のひらに熱が伝わった。




「吉良っ!!」




なんで気付けなかったんだろう?



吉良は、こんな熱の中戦ってたんだ。