総長からの「愛してる」Ⅱ




翔太は、ぼーっとしたまま、ガックリ項垂れている。



翔太は、悠を悪役にさせまいとしたが、今の悠は、少なくとも目の前の戦線に参加している悪役じゃない。




「……………。」





行かなきゃいけない。



みんなはもう、十分に戦ってくれたからから、今度こそ私が終わらせるために行動しなきゃいけない。




頭では、わかっているのに、



実際に何もできない。




ただ、それでも何とかしたい私は、足が勝手に、吉良に向かっていた。




「吉良、大丈夫?!」




お腹を押さえ、暑くもないのに大量の汗を出した吉良が、力なく笑った。




「悪い。姫の…願い、ちゃ、んと……叶えて………やれなかった。」