鳳凰は、不幸を抱え、傷付き行くあてのないない心を持ったみんなの、居場所になるところだ。
中途半端なまま、私たちは、その居場所を残してしまったんだ。
残す側であった私たちは、心のどこかで罪悪感を抱えながらも、前を向こうとしていた。
でも、今の鳳凰は……前に行きたいのに、方法がわからない。
だから、過去にしか逃げ道がなくなったんだね。
「ハルさん、吉良さん、翔太さん、疾風さん。
俺らには、ここで龍嵐に勝つ以外の道が、ないんです。」
晃くんは、倉庫の様子を見た。
そして、いつものように冷静な瞳をしたかと思うと、言葉を発した。

