総長からの「愛してる」Ⅱ




「俺らは、何も知らなかった。


だからこそ、真実を知るために……あの頃に戻るために……あなたたちの姿を、この一年探してきた。



何もわからないまま、ただ、あの頃の鳳凰に戻ろうと、希望を抱き、それだけが光だったんです。



残された俺たちを、また最後まで残していくんですか?」




知らなかったわけじゃない。



あの街に戻った日、晃くんから発せられたのは、希望に縋るような言葉の数々。



何よりも私たち7代目を尊敬してくれるからこそ、ここで終えたくなかったに違いない。




「俺らは、戻ってみせます。


それしか、道がないから。」




初めて見る、晃くんの絶望の表情。