「俺らは、何も知らなかった。
だからこそ、真実を知るために……あの頃に戻るために……あなたたちの姿を、この一年探してきた。
何もわからないまま、ただ、あの頃の鳳凰に戻ろうと、希望を抱き、それだけが光だったんです。
残された俺たちを、また最後まで残していくんですか?」
知らなかったわけじゃない。
あの街に戻った日、晃くんから発せられたのは、希望に縋るような言葉の数々。
何よりも私たち7代目を尊敬してくれるからこそ、ここで終えたくなかったに違いない。
「俺らは、戻ってみせます。
それしか、道がないから。」
初めて見る、晃くんの絶望の表情。

