総長からの「愛してる」Ⅱ





ーーーーー「黙ってください」





吉良の言葉が鳳凰の心に響いた瞬間、



吉良は吹き飛ばされた。




吉良が今までいた位置にいるのは、晃くんだ。




「晃輝、何してんだ…」




今まで目の前の吉良に詰め寄っていた翔太も、唐突な攻撃に思わず晃くんを見つめる。





「吉良さんの言っていることは、間違っていないと思います。



ハルさんが道を逸らしたことには俺も気付いていました。


でも、直す必要はなかった。」




よく見れば、晃くんの言葉に鳳凰全員が同調していた。




頷く者もいれば、真剣な顔で吉良を見つめる者もいる。





「なぜなら、それは偽善だからです。


理想論でしかなく、それを叶えたところで、結局は鳳凰は救われない。




先輩たち5人は、残す側だからそんな勝手になれるんです。



残される側のことを、考えてますか。」