「だから、俺たちは、美愛を苦しめないように “鳳凰7代目” の永久欠代に署名したし、
結局は美愛の心の拠り所として残すことを選び、解散という形で終わった。」
悠が私に隠していた、もう一つの真実。
さっき、翔太が言いかけて悠に止められたのは、このことだったんだ。
吉良は翔太から視線を外し、悠を睨んだ。
私の最後の願いを叶えるために。
“鳳凰の姫” としてじゃなくて、吉良にとっての守りたい “姫” として願ったことを守るために。
大きく息を吸い込んだ吉良は、さっきよりも大きな声で話した。
「美愛は俺たちがいつまでも守ってやらなきゃいけねぇようなガキか?
自立してねぇ幼児か?
違ぇだろ!!」

