「まじ……か、よ。」
疾風は信じられない様子で、他の鳳凰のメンバーも全く知らなかったのようで、完全に放心状態だった。
「こうしちまうのが一番いいだろ。
俺たちは過去の幹部だ。
戻るつもりもなかったし、元々俺たちがやめたのも美愛のためだ。」
掴みかかる翔太を近距離から見つめながら、吉良は言った。
その言葉に衝撃を受けたのは、私も同じだった。
鳳凰7代目が解散した理由って、私だったの?
確かに、私が辞めただけでみんなが解散するのは変なことだと薄々気付いてた。
「あの日までの美愛は、確かに無防備なか弱い女だった。」
この場の主役となった吉良は、鋭い目付きで語り出す。

