5つ全ての条件をクリアしないと、永久欠代なんてできない。



つまり、吉良だけでなく、最低でも疾風や翔太……そして、悠の許可が絶対に必要だということ。




この場面で、他の3人が許可するはずがない。



それは、吉良もわかっているはずなのに…





誰もが、吉良を見つめる中、吉良が取り出したのは、一つの紙。




吉良が広げたそれには、確かに記してあった。




『7代目総長である最高の総長、天瀬來叶の死と共に、総長を失ったことによる鳳凰の悲しみは悲惨である。



更に、姫である雨宮美愛の心の傷は、あまりにも残酷であると判断。



また、これ以上この悲しみを鳳凰の歴史に残すことは許されないことである。




以上の理由から、
鳳凰7代目の永久欠代とする。




鳳凰7代目 副総長 鳥遊悠希

鳳凰7代目 幹部 三島翔太

鳳凰7代目 幹部 代田疾風

鳳凰7代目 幹部 黒石吉良』