既に喧嘩によって、双方で怪我人が続出。 倒れている仲間を壁際に運び、また戦場へと入っていく、かつての仲間と、今の仲間。 こんな優しい人たちが支えてくれたから、今、私はここに生きている。 腕の中の未來を見下ろし、前へ歩き出す。 この子について、吉良は何も言わなかった。 ……言わなくて、いい。 私の未来に、鳳凰はいないのだから。 それが、私の選んだ道だから。 吉良が言いたいのは、そういうことなんだと、思う。 階段を下り終えようとした、その時。 倉庫中に、拡声器を使った吉良の声が響いた。