《side 海斗》 ゾクッ 丁度戦っていた相手を1人片付けたときに、突如感じた殺気。 慌てて入口を見れば、そこにはさっきまでいなかったはずの男が立っていた。 「鳥遊悠希……」 思わず呟けば、少し離れた所から舌打ちが聞こえた。 「スイッチを入れちまったのか?!」 そこには、美愛が “疾風” と呼んでいた男がいた。 第一印象でバカそうだ、と思ったやつだ。 そいつは俺を見て叫んだ。 「今すぐここから逃げろ!!」 「あ?!何言ってんだてめぇ!」 突然の思わぬ命令に、焦る。