幼なじみのツンデレ王子っ!

「わかってまーーーわっ!」



「危ないっ!」



滑りそうだったあたしを浩太は抑えてくれた。



「…ったく、だから言ったじゃねえか」



「ご、ごめん…ありがーーー」



振り向いた瞬間、浩太の顔が目の前に。



「…っ!」



あたしより先に浩太が目線を反らした。



「ご、ごめんね………」



「……気をつけろよ」



浩太はそっぽを向いてスタスタと歩いてしまった。