………でも、あの憎い母親に似たことなんて嬉しくない。 まぁ、ひとつ感謝するなら姉と顔が似なかったことかな。 姉は完全に父親似だし。 仏壇の写真をみたら一目瞭然だ。 よかった。よかった。 あの姉と同じ顔だったら吐きけがする。 「よそ見してんじゃねーよ!」 ーーーシュッー。 その言葉に続くようにして後ろから拳が飛んできた。 とっさに私はスクールカバンを盾にしてなんとか持ちこたえた。 あっぶな。完全に自分の世界に入ってた。 いくら弱そうだからって油断は禁物だからね。