「……公共の前で毎日毎日なにをしてるんだか。」 たっく。本当に馬鹿馬鹿しい……。 そんな状況を二階の窓から冷めた視線で見ていた私はため息交じりにつぶやいた。 私……こと、速水菜綺[はやみず なき]は蘭蝶の事を一言でいうと きらいだ。 表では、正統派。 裏では、非道な彼等。 わたしの大切な人も彼等に……。 許せるワケがない。 そして、双子の姉、速水麗菜[はやみずれいな]のことも……、 きらいだ。 麗菜は私の親友、恋人、仲間、家族……、 すべてを奪っていった。