桃「るいの声も、貫太くんの声もなぜか懐かしい…なんでだろぅ」

ズキッ

頭が痛い…
学校がグルグラ回ってる

バタン

桃は、廊下で倒れてしまった


桃「うっ…」
目が覚めたら、保健室にいた
たくみ「お前大丈夫か?」
桃「た、たくみくんですよね?」
たくみ「あぁ、廊下のど真ん中で倒れるとかまじで、うける」
桃「助けてくれたんですか?」
たくみ「そりゃ。ほっとけないだろ。俺ら一応、お前のエスパーだし。ほらまだ寝とけ」
桃「う…ん」

〜夢〜

『ずっと、一緒だよ』
『『うん』』
あれ?
誰だっけ?
『ばいばい』
なんで泣いてるんだろ?
『きゃぁー、桃逃げて』
バン、
ピーポーピーポー
この人たち誰?
『おかぁさんー、お父さんー、』
なんで私は泣いてるの?
『も、も、これ…をずっと持って…て」
その人はそう言って指輪のついたネックレスを私に渡していた…



たくみ「大丈夫か?すごく汗かいてたけど」
桃「大丈夫です…」
すると、貫太くんが腕を怪我したらしく保健室に来た。
そして、貫太くんがワイシャツを脱いだ時、、、
心の奥のしまってあった何かが開いた感じがした。
なぜかって、首に指輪のついたネックレスをしていたのを見たから、たしかあれは私達が交換し合った指輪だ!
そして、涙が溢れてきた
たくみ「おっ、おい。急にどうした?」
桃「大丈夫です。それより、るいよんできてくれません?」
たくみ「あぁ、いいけど」

保健室には、貫太くんと2人きりだった
桃「かんちゃん?覚えてる?」
貫太「桃、お前もしかして」
桃「うん…そうだよ。全部記憶がもどっちゃった」
そして、桃は泣きだした

ガラっ

るい「はぁ、はぁ、桃ちゃんどうしたの!?」
貫太「なかった記憶がもどったらしい」
るい「ま、まじで」
桃「うん…本当お母さんもお父さんもこの世にはいないんだね…」
るい「…」
貫太「俺らも少し前からしってた。教えなくてすまん」
桃「いいの」