頭が混乱し
バタバタしていたら時間は過ぎていき
もう日が暮れてきた

『グゥーギュルルル〜』
うわーめっちゃお腹減った
あんなことがあって
昼からなんも食べてないよ泣

すると隣から…

「プッあははは!普通そんなにお腹ならねーだろ。あははは」

「うっ…失礼な!
このくらいみんななるよ!」

「いーやなんねーよ。
お前見るからに食いしん坊そうだもんな笑」

「もう!うるさい」

もう誰のせいでこうなってると
思ってんのよ

すると性悪男は急に立ち上がり

「よし!行くぞ」

「はい?どこに行くのよ」

「買い出し、夕飯の」

へぇ?

「もうどうせこの状況がどうにかなる話じゃねぇんだからもうグダグダ悩むな!
俺も腹減ったし。」

えぇー

「なんであんたは
そんなに冷静なのよ…」

「普通だろ。お前がビックリし過ぎるんだよ。あと俺もあんたに興味ないし
お前も俺に興味ないだろ。
だからなんも起きないし。
それに、親たちが帰るまでの間だけだ」

「そういうもんなの?私…あのその…
男子と…関わりがないから…」

「だろうなー。だって普通は俺と暮らせて喜ぶぞ」

うわ〜よくそんなこと言えるな…

「ないない!絶対」

「ほんじゃ、大丈夫だろ。
よし、行くぞスーパー」

靴を履きおえて

いや、まてよ…

「待って!
二人で行かないほうがよくない?」

「は?なんでだよ」

「だってさ同級生とかにあったら勘違いされちゃうじゃない!」

「勘違いされたときはされたときだ」

「はい?」

「あんたは嫌じゃないの?」

「いや、むしろ勘違いされた方が女共にまとわりつかなくなるかなと」

はー⁉︎

「あんたね!
自分のことしか考えてないじゃない!
やっぱ最低‼︎」

するとグイっと手を掴まれ
私の耳元で

『あんたにも、変な虫が寄らなくなるだろ』

低い声で囁かれた

「//////⁉︎」

一気に体温が上昇して
顔から火が出そう

っドン‼︎

「いってーな。突き飛ばすなよな」

「もう///!
あんたは慣れて
やってるんでしょーけどね!
わわ…私はそんなことされたことないんだかやめてよ!」

「あははは」

「笑うな!」

「だって、面白くて可愛いからつい」

ドキドキドキ

心臓の音がもっと激しくなった

はは…はい⁉︎////

「なーんてな。
可愛いは嘘に決まってんだろ。バーカ」

すると、こちらを向いて
舌をだしてあっかんべーとしてきた

カッチーン!

「あんたねー
いい加減にしないと蹴るわよ」

「うわ〜こわ。
女はそんな、はしたないことしないぞ」


「うるさい!」