「ここが職員室であっちが事務室…って
おい!あんた聞いてんの⁉︎」
そういうと
だるそうな声で
「ああ…まあ聞いてる」

おいー!

「こっちはせっかく昼休み潰してあんたに校内案内してやってるのに‼︎」
なんなのよちょっとは
感謝しなさいよね!

「どうせやることないくせに」

うっっっ
痛いところつかれた…

「フッ
ほら。図星じゃん」

アワワワー
なんか言い返さないとと思うが
残念ながら…返す言葉は見つからず
そうして、いっとき
私があたふたしていると

「ブッあははは〜」

「エッ」
そう言って振り返ると



ドッキン…


大きな音が胸でなった


えええー
あの性悪男がすっごい綺麗な顔が
子供みたいに笑っていた…

「あははッ
お前見てるとマジ飽きねー。あははっ」

うわー何これ…
性悪なやつでもこんな顔で笑うんだ

「あははっ久々にこんな笑ったわ。
っておいこら。
お前はなんで俺をガン見してんだ」

「ふへぇ⁇」

「ブッ何マヌケな声出してんだよ」

ギャー私何ガン見してんのよ
選りに選ってこいつに

そう思うと体全部が暑くなり
カアァァァァー

もうだ…め…だ

すると勢いよく

バッタン‼︎‼︎

「オイ!大丈夫か!オイ」


あれ…だれかが呼んでる

私は意識を失ってしまった