「流石、だにゃん。まぁ、当たり前かにゃん」 「流石、赤猫・・・・」 ゴクリと鈴希が生唾を飲んだ。 「・・・・興味なさそう・・・・」 「はぁ・・・・どいつもこいつも・・・・」 端に座っていた男の子がくちを開いた。 「少しは落ち着いたらどうなんですか?・・・・赤猫さんは落ち着き過ぎですが・・・・」 「どうもにゃん」 赤猫はあくびをした。 「あれは・・・・黒蜻蛉・・・・」 「なー、俺の自慢の鎌しらねー?」 「あれは・・・・蟷螂・・・・」 「あ、あのっ!」 髪の白い男の子が話しかけてきた。