冬の月【短編】

どんなに何かを叫んでも

どんなにうるさく感じても



俺は結局お前が好きで


うるさい

なんて


そう言った自分に腹を立てる


お前が大切だから

傷つけたくないから

冬の月みたいに儚いお前は



俺が守ってやりたいって


そう

思うから