「え。え。え。」




自分から抱きついたあげく一緒に寝てもらってたなんて…




「ごめん!尾崎君!ほんっとごめん!」




ひたすら頭を下げた。





仲良いとはいえ友達…男友達に抱きついて寝るって非常識にもほどがある。




「いや。大丈夫だよ。」




そういって笑ってみせた尾崎君





そして私はハッと気づく。





「私、この家に帰ってきた記憶がないんだけど…」





「あ。それは尾崎があんたを運んでくれて」




「尾崎君ほんとごめん!」




さっきから謝ってばかりだが本当に申し訳ない。