そうこう話をしていると耳元から整った息が聞こえた。
もしかしてこの体制のまま寝た…?
え。
唖然としてどうすれば良いのかわからない俺に対してお腹を押さえて笑い続ける有岡。
「やばい。それは傑作。
尾崎は手はなせるけど香奈ががっちり掴んでるからねー。」
ずっと笑う有岡
「俺はどうすれば…」
そう問いかけると
「添い寝でもしたら?笑
添い寝じゃないか。なんてゆーのこれは。ハグ寝?笑」
自分で言いながら笑う笑う。
そんなの俺が気がきじゃねーよ!
そんな意味をこめてじっと睨むと
おぉ怖い怖いと言ってまだクスクスと笑ってた。
くっそ。
こいつが連夜となんかあったとき散々からかってやるんだ。
密かに心に誓う俺だった。