そこからお昼までの道のりはとても早かった。 気づけばお昼の時間となっていて、杏が私を誘いに私の席まで来ていた。 「じゃ、4人でのランチタイムとしますかっ!」 私はそのときはっとした。 しまった。 私、ご飯系みると吐き気が止まらないんだった。 ぬぁぁぁぁあ。 不覚だった。 でも一度してしまった約束を破るのはどうかと思う。 仕方なく待ち合わせしている屋上へ向かう。 「おーい、」 途中で尾崎君の声がした。 あ。 と思い振り返ろうとした瞬間。 目眩が私を襲う